廃棄物に対する社会の認識は、近年ずいぶんと変化しました。環境問題や省エネ、エコロジーといった意識が高まり、従来ならゴミとして廃棄していたものを、資源としてとらえるようになったのです。
実際、京都市の廃棄物の量はここ数年でほぼ半減しました。それだけリサイクルが進んでいるということです。
その分、私たち処理業者に求められる水準も高くなっています。そこで私たちは、廃棄物を処理する際も、単に焼却するのではなく、発生する熱を活用したり、廃棄物を燃焼化したりするなど、「サーマルリサイクル」と呼ばれる取り組みを行なっています。
また、連携している企業と共同出資して、長岡京市に食品廃棄物の処理プラント「エコの森京都」を設立し、最新鋭の設備で臭いも汚水も出さず、家畜飼料や肥料への再資源化を行なっています。
今後、ますます高まるであろう社会的責任を自覚し、さらなる技術の開発や設備の充実を図り、時代に対応した環境産業の一翼を担っていきたいと思います。